一途な彼と不器用彼女①
戒「簡単に言えば。
姫というのは俺たちが全力で守り抜く人のを姫って言う。
姫がいればその族は強くなったり逆にその族の弱点になったりする。
つまり正統派ではない族から狙われやすくなるって事。
でもま、俺らが守り抜くから別に心配する必要はないけど。
ま、夏々みたいな立場の事だな。」
戒一段と説明うまくなったか?
結構詳しく言ったしな。
蒼依「ふーん。
でも私はその姫?って言う奴はやんないから。
別に守ってもらわなくても私は大丈夫。
逆に守らなきゃいけないものがあるから。」
と悲しそうにして言う紺野蒼依。
なんでそんなに悲しそうなんだ。
そんな悲しそうな顔をするほど守りたい。
ってか守りたいものってなんだ。
俺らよりも大切な奴か?
この間言ってた男か?
──ズキッ
陸「でもお前には拒──」
蒼依「否権がないとか言わないでよね。」