一途な彼と不器用彼女①




ハッキングの話、か…。


ま、私の情報は疾風と啓にロックされてるらしいし。


情報が出ないのが当たり前だよね。


あ、ちなみに優依と蒼兎の情報もロックしてくれてるみたいだし。


逆に出てたら疾風と啓を叱らなきゃいけないでしょ。


「なにサボってるの?」ってね?



蒼依「しらない。
私の事はすべて疾風に任せてあるから。」



もう少しとぼけた方がよかった?


でもこれなら嘘じゃないし。


出来るだけ嘘は付きたくないから。



潤「お前と理事長の関係は本当になんなんだよ!!」



確かこの人は短気なんだっけ?


だからちょっとしたことでも食い付くんだ。


ちょっと子供っぽいって言うか。


喧嘩早いって言うか。



それよりも私たちの関係は、だよね?



蒼依「私の恩人でもあり私の保護者でもあるって所かな?」



そう疾風は行く場のない私を拾ってくれてたくさんの事を教えてくれた。


まあ、前から顔見知りだったから怖くもなかったけど。


本当に保護者みたいなもの。


実際は違うけど。



蒼依「もういい?」



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