一途な彼と不器用彼女①
*昼食タイム*
──バンッ!
「蒼依、昼食うぞ。
今空良が昼飯買ってきてるからな。」
蒼依「わ、わかったから抱きつかないでね。
と言う訳で帰るね?バイバイ?」
そうさっき屋上の扉をあけたのは疾風。
もう少しゆっくり開けないと扉吹き飛んでいくからね。
ここの扉はボロいから。
あと抱きつく体制になってるけど。
絶対に抱きつかないでねと念を押す。
疾風「何言ってんだ?
王覇の幹部とも一緒に食べるけど。
蒼依の初めての友達だからな?」
蒼依「………は?」
なんて言いながら優雅に笑ってるけどね?
私の心の中は"???"だから。
は?え?は?
今一緒に食べるって言ってたよね?
今のは絶対聞こえた。
だってほら。
夏々「え?ほんと?理事長!!
やった、私蒼依と一緒に昼御飯食べれる!」
って姫木さんが言ってるんだもん。
満面の笑みで微笑んでるから。