一途な彼と不器用彼女①
蒼依「………。」
もうしょうがないよね?
今更もう人の話聞かないし。
変な所で頑固さを発揮するんだよ、疾風は。
それにしてもどうしようか。
今までお腹が空いたら少し食べるって言う生活をしてきたから。
ケーキとかミルクティーならたくさん飲食しても大丈夫なんだけど。
ご飯は3口ぐらいでもうお腹いっぱいになっちゃうんだよね。
──バン!
勢いよく扉が開き(さっきから扉が吹っ飛んでいきそうで怖い)
空良「おーい!蒼依!
昼飯かって──」
?「あ!蒼依だ!
あーーーおーーーいーーー!」
空良「っておい!」
──ギュッ!
なんて得体のしれないものが。
いや私の知り合いだろう人が抱きついてきた。
ってあ、やばい苦しい...。
それもこんなに力強く抱きついてくるのは1人しかいない。