一途な彼と不器用彼女①




蒼依「………。」



もうしょうがないよね?


今更もう人の話聞かないし。


変な所で頑固さを発揮するんだよ、疾風は。



それにしてもどうしようか。


今までお腹が空いたら少し食べるって言う生活をしてきたから。


ケーキとかミルクティーならたくさん飲食しても大丈夫なんだけど。


ご飯は3口ぐらいでもうお腹いっぱいになっちゃうんだよね。



──バン!



勢いよく扉が開き(さっきから扉が吹っ飛んでいきそうで怖い)



空良「おーい!蒼依!
昼飯かって──」



?「あ!蒼依だ!
あーーーおーーーいーーー!」



空良「っておい!」



──ギュッ!



なんて得体のしれないものが。


いや私の知り合いだろう人が抱きついてきた。


ってあ、やばい苦しい...。


それもこんなに力強く抱きついてくるのは1人しかいない。



< 62 / 356 >

この作品をシェア

pagetop