一途な彼と不器用彼女①




戒「わかった。
でも、理事長と空良っちはこのままでいい?」



まぁ流石に担任や理事長を呼び捨てっていうことはできないでしょ。



梨絵「まーうん!わかった!
でも私の事は呼び捨てね?
そうしないと...フフ。
たぶん蒼依ならわかると思うよ?」



蒼依「まぁーね。」



梨絵のあの笑顔からすると呼び捨てにしないと命が危ないからね。


さすがの王覇でも梨絵の手にかかればあの世逝きだから。



潤「あ、わかった。」



梨絵「それより空良って生徒から“空良っち”って言われてるんだ!
ふーん"空良っち"ね?ニヤニヤ
なんか"空良っち"って懐かしいね!
ね?そう思わない?蒼依?ニヤリ」


梨絵…あなたは私の醜い過去を引き出そうとしてるのか?



陸「昔の蒼依の話聞かせろ」



梨絵「えー!どうする?蒼依?ニヤリ」



蒼依「どうせ私が拒否しても話す癖に。」



梨絵「せーかい!よーくご存知で!
蒼依が中学の時ずっと空良の事を“空良っち”って笑顔で言ってたんだよ?
あのときの蒼依の笑顔は破壊的だったね」



どうせ破壊的なほどキモかったんでしょ。


そんなの自分でわかってるし。



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