一途な彼と不器用彼女①
~第2章~

*昨日の出来事*

*蒼依side*




──ジリジリジリ



王覇の奴らも私の


昨日たくさんの感情が戻ってきた。


あのときは自分が一番ビックリした。


あれからみんなでご飯食べて遊んでるとね?



──*──*──




陸「蒼依前にも言ったがお前には姫になってほしい。
自分で自分の身を守れるかもしんねーけどでもお前の忘れている感情や闇を俺たちの手で救いたい。助けたい。
そしてたくさん蒼依との思い出を作りたい。
だから俺たちの姫になってくんねーか?」



またその話なの。


でも。


王覇なら信じれる気がする。


王覇のみんなとならなんとかやっていけるはず。


全て私の勘なんだけど。



─過去に囚われるな─



そう優兎斗が言ってくれた言葉。



そうだよね。


私も少しは前に進まないと。



蒼依「いいよ?」



と微笑んでみた。


ちゃんと笑えてたかな?


久しぶりに微笑んだから変だったかも。



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