君とすごした5日間
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―アハハハハハッ


笑い声……?


俺は…野一面の草原を走っていた。


あぁ…夢か…俺ベットに入ったし。


俺の走る先にいる、逆光で眩しい光の中に…………

白いワンピースの女の子?


なんで、こんなに懐かしい感じがするんだろう……



後もう少しで顔が見えそうだったのに、夢は覚めた。


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「…んあ…!?」


俺は起きてから、自分が泣いていることに気がついた。


頬が、涙で濡れていた。


「なんで俺泣いてるんだしっ…」


あの夢…なんだか温かくて、とても…

懐かしかった。

覚えはないのに。


「葵ー!ご飯よー!」


「はーい!」


俺は返事をしてから、頬にある涙を拭って、部屋を出た。


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