〔完〕俺様な君に恋をして。
前の席の大石さんの声だった。



「え、うん。。龍介君、すごく無愛想だったけど。。」



自分で言いながら少し落ち込んでいると・・・。



「何言ってるの!私、去年も同じクラスだけど佐藤君の声聞いたの初めてだよ?」



え?



「そうなの?私、2回目だけど。。・・・その時は優しかったんだけどなぁ。。」



ものすごく驚いているのか、大石さんは目を見開いている。すると・・・



「おい、前橋夏鈴。それ以上余計なこと言うな。」



少し低めの龍介君の声が聞こえた。



「あと、下の名前で馴れ馴れしく呼ぶな。」



「えぇ。。あの優しい龍介君はどこにいったの・・・。って、さすがに覚えてないか。。」



覚えられてても恥ずかしいから嫌なんだけど・・・
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