女の私が男子校へ!?しかも個性的過ぎる生徒会に!?
つっ......着いた〜〜〜!!!!!

あれから約30秒間本気でダッシュした結果めっちゃギリギリで間に合った。

あれだけ走ったっていうのにイケメンさんは涼しい顔。
汗1つかいてない。

理不尽だっっ!!

なんで神様はイケメンさんににあれだけすごい美貌と運動神経を与えて私には与えてくれないんだっっっ!!!

世の中残酷.....

「君、大丈夫?!
さっき本気で走ったけど体調崩してない?!頭痛くない?!」

わぁぁぁぁぁ.........良い人っっっ!!!

「大丈夫です!
こう見えてわた.....僕、丈夫なので!」

返事を返してから、
はた、と、私は重大な事実に気づく。





名前を聞いていない!!!!!




な、なんで気づかなかったんだ.....

ずっと〈イケメンさん〉って呼んでたから全く気づかなかった.....

「あ、あのー....今更なんですが.....「おーい!!藍斗〜!!!!!」」

..........阻まれた。

誰だこの人。

私より背低い......顔可愛い.......


「あれ?藍斗。この人誰??」

と、可愛い男子。

「なんか、道に迷ってたとこを助けて一緒にさっき来たとこ!」

と、イケメンさん。

「君、名前は〜?」

と、にっこり笑顔で可愛い男子。


な、なにこの可愛さ....

私より女子力高い................

「チッ.....さっさと失せろやこのセリフ被せチビ野郎....」

あ、女子の私より目の前の男子の方が女子力高いしセリフ被せられたっていう事実にイラッときてついつい本音が.....ww

「え!?なに?!
僕君に何かした?!」

「あ.......すみません。
今後わた....僕の前で息をせず、気配を消し、動かず、喋らずにいてくれば私はあなたに危害を加えません。ご安心を...........たぶん暴力には及ばない.....はず....」

「いやいやいや!!!!
安心出来ないよ!?!?
最後の自信なさそうだった部分聞こえてりるからね!?!?」

と、何故か口を挟んできたイケメンさ....藍斗さん。

ん?最初とキャラ変わってる気が.....紳士キャラは何処に......?

「また......藍斗.....見栄張ってたんだ....」

と、何故かしらん奴が割り込んできた。

なにこの人。

ウサギっぽい。

なんか別世界にいそうな......ファンタジーの物語とかに出てきそうな外見。

「ちょ......雪!!
それ言うな!!!!」

とか私が想像してると藍斗さんが叫んだ。

うるさいなぁ.......

てか、あのファンタジーさんは雪さんって言うんだね......

藍斗さんのキャラ崩壊すごいし.....
はてなマークたくさんの私に來さん?とか言う人が教えてくれた。

「えっとねー。
藍斗は本当は紳士キャラなんかじゃなくてやかましいスポーツ大好き男子だよ!

妹に存在感皆無って言われてそれが原因なんだけど....

ちょっとその意味を履き違えててあんなうさんくさいキャラが成り立ってるんだよw」

なるほどー。

すんません。

眠いです。瞼が限界。

話を聞くことすらめんどくさいくらいに眠い。

それから、先生とっくに来ててもうすぐ入学式始まるよ?

いつまで騒がしくしてるつもりなんだろ....?

あ.....ダメだ。
眠い......あの新入生専用のパイプ椅子に座って少しだけ寝よう......

私は考えつくなり椅子に座って夢の世界へ旅立つ☆

おやすみなさーい....
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