イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)
どうやって言おうか悩みながら
先生の所に戻った。
そうすると先生が
「何だったんだ?会社か」と尋ねてきた。
「は、はい。編集長からでした。
様子が気になったみたいで」
「そうか。なら締め切りには、
間に合わせるとでも言っておけ。
それに連載の方は、待っている時に暇だったから
すでに2話までストーリーを考えてある」
えっ!?もう……?
「早いですね。さすがです」
さすが先生…仕事が早い。
思わず感心してしまう。
するとやっとパンケーキ店の入り口まで来れた。
「やっと…もう少しか。睦月起きろ。
パンケーキを食べるんだろう?」
何とか強引に起こそうとする。
「パン…ケーキ…」
パンケーキの名前を聞いて
眠いながらも目を覚した睦月君。
あ、起きた。
寝ぼけている姿も可愛いらしい。
すると私達の出番になった。
席に案内され4人席に座った。
私と先生は、真正面に座ると
睦月君は、先生の横に座った。
メニューを取って見てみると
いろんな種類のパンケーキが載っていた。
「たくさん種類があるんですね。
どれも美味しそう」
トロピカルフルーツや苺&生クリームなどなど
私は、どれにしようかしら?
「睦月は、何にするんだ?」
先生が尋ねると雑誌に載っていた
パンケーキを見せてきた。
さっそく役に立っているみたいで嬉しい。
結局。悩みながら私は、
苺&生クリームとコーヒー。
睦月君は、トロピカルフルーツ&生クリームと
オレンジジュース
そして先生は、コーヒーだけを頼んだ。