イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)

「あの…泊まってもいいのですか?」

でも、先生と一緒の部屋で…!?

えぇっ…!!

頭の中がパニックになる。

「おい。一応勘違いをされたくないから言うが
変な意味はないからな?
睦月も一緒に居るんだ」

「もちろんです。分かっています!」

慌てて否定する。

正直…驚いてしまった。
まさか、先生にそんな事を言われるとは、
思わなかったから

これって、断るべき?

でも、こんな経験なんて頼んで
出来るものではないし
しかも憧れの先生と

すると睦月君が服をツンツンと引っ張ってきた。

どうしたのかな?と見てみると
バスタオルを見せる睦月君。

えっ…バスタオル?

意味が分からずにいると先生が

「お前と一緒にお風呂に入りたいんだと…」

そう言ってきた。

睦月君を見るとコクリと頷いていた。

私とお風呂…?

睦月君が一緒に入りたがっている。
そう思うと何だか嬉しくなった。

「じゃあ、お風呂に一緒に入ろうか?」

ニコッと微笑むとまた、コクリと頷いてくれた。
そして、結局私は、泊まる事になった。

部屋に備え付けになっているお風呂を使う。
着替えは、無いのでバスローブを借りることに

「睦月君。お風呂気持ち良かったねぇー。
先生。お先に失礼しました」

「あぁ、なら俺も入ってくるか」

そう言うと先生は、ソファーに立ち上がり
脱衣場に向かった。

せ、先生がお風呂に…。

何だか胸がドキドキしてきた。

すると睦月君がバスローブを引っ張ってきた。

ハッ!!

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