イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)
マックに居るはず
携帯に電話をしてみようとするが
よく考えたら番号を教えてもらってない。
教えてもらっておくべきだった…。
「とにかくマックに行ってみよう」
そう思い慌てて向かった。
この辺にマックがあるとしたら、近所のスーパーの近く
行ってみると時間帯もあり学生が多かった。
人混みの中に先生達を捜した
あ、居た!!
レジのそばで頭1つ出ている。
長身の先生を捜すのは、意外と簡単だった。
私は、人混みをかぎ分け先生のそばまで寄って行く。
「先生~」
「うん?あぁ、来たのか…お前」
「はい。今日も来させてもらいました」
私は、もう一度自分のやれる範囲をやりたいから
「まぁ、来ると予想していたが
向こうの奥に睦月が座っているから
先に席に着いていろ
代わりに買うが頼む物は、あるか?」
そう言ってくれた。
どうやらお見通しらしい。
「じゃあ…カフェラテとポテトMをお願いします」
申し訳なさそうに頼んだ。
そして言われた通りに奥の方に行くと
睦月君が1人で座っていた。
私は、近寄って行き声をかけた。
「睦月君~」
すると私に気づいてくれた。
「こんにちは。 また、お姉ちゃん来ちゃった。
パパが一緒に食べてもいいと言ったから
一緒してもいいかな?」
笑顔でそう尋ねるとコクリと頷いてくれた。