イクメン作家と恋心。初期版。(修正済み&205ページ挿し絵有り)
190cmもありそうな長身で
スラッとした体型にロック系の黒い服装。
耳には、ピアスをいくつか付けて
アクセサリーもしていた。
色素の薄い銀髪に綺麗な切れ長の目。
そして何より
芸能人も驚くほどの美形だった。
思わず見惚れてしまうほどだ。
こんな人が本当に
あのベストセラー作家・蓮見真夜先生なのだろうか?
「おい。何、固まっているんだ?
人の話を聞いているのか?」
「……。」
あまりの衝撃で硬直する私。
そうしたら思いっきりデコピンされた。
痛い……。
「ちょっ…何をするのですか!?」
「アホ面で固まってるから
目を覚まさせてやっただけだ。
それより今から出かけるからお前も一緒に来い」
はい!?
「えっ?何を言っているのですか!?
げ、原稿は?」
こちらは、早く
原稿を貰わないといけないのに…。