痛々しくて痛い
『結婚式の招待状。彼の方の招待客も確定したから』
「あ、ホント?」
『うん。あ、でも、つい先日印刷の発注かけたばっかりだから、まだもうちょっと時間はかかると思うんだけど。届いた時はよろしくね』
「うん!おめでとうー!」
私は興奮しつつお祝いの言葉を述べた。
「そっか、いよいよか…」
約15年もの付き合いのある親友が、もうすぐお嫁さんになる。
とても感慨深い思いが込み上げて来て、目頭がジーンと熱くなってしまった。
と言っても、ここ数年は電話やメールのやり取りがメインで、密な付き合いはできていなかったんだけど。
彼女の仕事柄、私達とスケジュールを合わせるのはなかなか難しかったのだ。
何故なら優子ちゃんは、『どりーむ』という月刊少女漫画誌で主に活動している、将来有望な漫画家さんだから。
昔から絵を描くのが大好きで、中学生の頃から件の雑誌に漫画を投稿し始め、大学在学中に、見事デビューを果たしたのだった。
今のところはまだ爆発的ヒットというのはないけれど、知る人ぞ知るというか、通好みのコアなファンの方が付いて下さっていて、その方達の応援のもと、読み切りや短期連載をコンスタントにこなしていた。
私も漫画は好きだけど、読む専門で、描き手さんの世界の事は良く分からず、高校から仲良くなった友恵ちゃんと和美ちゃんに色々とレクチャーをしてもらった。
「あ、ホント?」
『うん。あ、でも、つい先日印刷の発注かけたばっかりだから、まだもうちょっと時間はかかると思うんだけど。届いた時はよろしくね』
「うん!おめでとうー!」
私は興奮しつつお祝いの言葉を述べた。
「そっか、いよいよか…」
約15年もの付き合いのある親友が、もうすぐお嫁さんになる。
とても感慨深い思いが込み上げて来て、目頭がジーンと熱くなってしまった。
と言っても、ここ数年は電話やメールのやり取りがメインで、密な付き合いはできていなかったんだけど。
彼女の仕事柄、私達とスケジュールを合わせるのはなかなか難しかったのだ。
何故なら優子ちゃんは、『どりーむ』という月刊少女漫画誌で主に活動している、将来有望な漫画家さんだから。
昔から絵を描くのが大好きで、中学生の頃から件の雑誌に漫画を投稿し始め、大学在学中に、見事デビューを果たしたのだった。
今のところはまだ爆発的ヒットというのはないけれど、知る人ぞ知るというか、通好みのコアなファンの方が付いて下さっていて、その方達の応援のもと、読み切りや短期連載をコンスタントにこなしていた。
私も漫画は好きだけど、読む専門で、描き手さんの世界の事は良く分からず、高校から仲良くなった友恵ちゃんと和美ちゃんに色々とレクチャーをしてもらった。