痛々しくて痛い
「『シュゲイ』の技術を習得するべく、地球人の中でも特に手先の器用な『ニホンジン』のホームである、『ジャパン』をその地に選んだのでした!」」
『ドヤ!』という感じで言葉を発する颯さんがとても無邪気でコミカルで。
「そんで真々田屋でアルバイトをする事になり、そこで皆に可愛がられ、瞬く間にマスコット的存在へと上り詰めるままだやんなのであった」
「ウフフッ」
私は堪えきれずに盛大に吹き出した。
「すごく説得力のある設定ですね~。さらにままだやんへの親近感が増します」
笑ったのはそれだけが理由じゃないけども。
とにかく颯さんの表情や仕草や語り口がおかしくて、そこにままだやんのキュートさがリンクして、とっても楽しい気分になり、それを外部に吐き出さずにはいられなかったのだ。
「でしょでしょ?何だかこのキャラクター、次から次へとアイディアが浮かんで来てさー」
その時ふと、背後に人の気配を感じた。
「あ、慧人オハヨー!」
おそらくドアの開閉音に気付き、彼が入室する姿を視界の端に捕らえたのであろう颯さんが、笑顔で陽気に声を発した。
「おはようございます」
私も続けて振り向き、同じように挨拶。
この位置からでは出入口近辺は死角だし、ちょうど私が笑った時にドアが開いたようで、自分の声でその音がかき消され、気付くのが遅れてしまった。
『ドヤ!』という感じで言葉を発する颯さんがとても無邪気でコミカルで。
「そんで真々田屋でアルバイトをする事になり、そこで皆に可愛がられ、瞬く間にマスコット的存在へと上り詰めるままだやんなのであった」
「ウフフッ」
私は堪えきれずに盛大に吹き出した。
「すごく説得力のある設定ですね~。さらにままだやんへの親近感が増します」
笑ったのはそれだけが理由じゃないけども。
とにかく颯さんの表情や仕草や語り口がおかしくて、そこにままだやんのキュートさがリンクして、とっても楽しい気分になり、それを外部に吐き出さずにはいられなかったのだ。
「でしょでしょ?何だかこのキャラクター、次から次へとアイディアが浮かんで来てさー」
その時ふと、背後に人の気配を感じた。
「あ、慧人オハヨー!」
おそらくドアの開閉音に気付き、彼が入室する姿を視界の端に捕らえたのであろう颯さんが、笑顔で陽気に声を発した。
「おはようございます」
私も続けて振り向き、同じように挨拶。
この位置からでは出入口近辺は死角だし、ちょうど私が笑った時にドアが開いたようで、自分の声でその音がかき消され、気付くのが遅れてしまった。