君ね
限界でした
「ちょっと。もゆいいかな?」

「ん?先生?」

「ちょっとだけ?ね?」

「え、あ、わかりました」

~階段~

「ん?なんですか?」

「なんですかって。ひどいし。」

わけわかんないです。(笑)

「ん?????」

?が飛び交います。

「俺もゆの彼氏だよね?」

「そーですよ?」

ちょっと察した。

別れ話かな?

「はぁ。」

た、ため息!?

あー、泣く準備しとこ

振られる。

そんなことを考えていると。

「ん」

この匂い

あったかい。

そう。先生に抱きしめられています。

「ごめんよ。なかなか会ってやれなくて。こんなとこに呼び出したりしてごめん。俺が限界だったんだ。ごめんよ。」

そんなことを耳元で言わないでください!って叫んでやりたかった。

でも、たってるので精一杯。

やばい、足が震える。

あ、涙腺。やば。
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