愛を愛して
 
 
私は可哀想なんかじゃない。
 
 
可哀想なのは
私を信じて、心を開いてくれている
星野唯のほうでしょ?
 
 
私は、酷い女だ。
 

  

――『・・・・・・っ』


――『唯、どうしたの?』
 
――『下駄箱に・・・この手紙が・・・』
 
――『何これ・・・・・・』
 
――"蒼さんに近づくな"

――『もうやだ・・・っ』
 
 

――『大丈夫だよ唯、私が傍にいるから』



――『・・・・・・うんっ』
 
 
 
 
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