愛を愛して
「まただ・・・・・・」
毎日続く、下駄箱手紙攻撃。
犯人は私だけど。
でもそれだけじゃない。
他のファンからの呼び出し、イジメ。
星野唯は、身も心も疲れきっていた。
「どうしたらなくなるのかな・・・・・・」
悲しそうな表情で言う星野唯に、私は笑いそうになってしまった。
こいつ馬鹿?
そんなの一つしかないじゃん。
「蒼さんと、別れるとか」
「別れるも何も付き合ってないもん・・・・・・」
まだ付き合ってないんだ。