愛を愛して
悪者は誰だ
 
 

「でも、協力って何をすればいいの・・・?」
 
 
「うーんそうだなぁ。メアド教えてほしいなあ?」
 


 
正直、"蒼さん"に顔を見られたくはない。面倒くさい事になるから。
それなら顔の見えないメールのほうがいいだろう。
 



星野唯は会わせて!と言われるのかと思っていたようで、あからさまにほっとしていた。
 
 

「蒼に聞いてみるねっ・・・」
 
 

私は思わず星野唯の腕を掴んでいた。

 
 
こいつ、本当に馬鹿。
聞いてみたところで教えるのを許可するわけないじゃん。
 
 
 
「いいから、メアド教えてよ?」
  
 
星野唯が、びくりと震えた。
 
 
 

 
< 27 / 50 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop