愛を愛して
新しいクラス
学校に着き周りを見渡すと、
ぴかぴかの一年生達が。
校則が緩いこの高校で
きっちりと制服を着ているのは一年生くらいだ。
あと、クラスに一人はいる地味子ちゃん。
「朱里ー!こっちこっち!」
下駄箱から聞き覚えのある声を聞いて、私はそこへ向かった。
「やっほ~あかり~ん」
「おはよー恵」
ギシギシに痛んでいる金髪をなびかせて手を振る彼女は
一年の時同じクラスで仲良くなった、山下恵。
「クラス表見た~?私ら同じクラスだったよん」
「ほんとに?嬉しい~!」