Assassins
警察が動き出した。

紅林暗殺は、少々派手にやり過ぎたか。

「構いません。遅かれ早かれ紅林も殺るつもりだった。それに警察は俺達の事を嗅ぎ付ける事は出来ない。出来たとしてもどうにもできない」

「まぁな…」

カウンターに座り、松岡は亮二の言葉に頷いた。

暗殺者、と一言で片付けてしまっているが、亮二も松岡も『普通』ではない。

徹底的に暗殺に必要な技術を叩き込まれ、東洋式鍼灸術を始めとした処理が施されている。

戦闘時の反応や思考能力は常人を遥かに超えるものとなっているのだ。

普段から訓練を受けた警察官や自衛隊員でも、相手するのは至難の業だ。

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