Assassins
「俺は自分で決めます」

亮二は真っ向から松岡に盾突いた。

「てめぇ…」

松岡の眼光が鋭くなる。

それでも。

「俺は狗に成り下がる為に暗殺者になった訳じゃない。自分の復讐を果たす為に身を落としたんだ。ここから先は俺自身の問題。警察だろうが何だろうが、邪魔はさせない。復讐の妨害をするのなら」

アイスピックの刃先が反射する光が、亮二の顔を照らす。

「巻き添えも覚悟してもらう」

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