五月雨・序

時は過ぎ、文化祭。

あの時曲聴いてたよ!

とか、そういうほとぼりも冷めて。

友達が多くなったアタシは、笑ってた。

手を振ってくれる人も

仲間としてバンドを組めた人も

たくさん、大切な人が出来た。

仲良くなかった人も

踏み出せなきゃいけないって

話しかけた。

心の壁がなくなったら

こんなにも世界が輝いて見えた。

心の壁は、こんなに分厚かった。

理解されなくても良い。

ただ、気持ちを大切に。

恋愛がどうとか

友情とか、

相性なんかじゃない。

大切にしようって、思うことなんだ。

< 119 / 122 >

この作品をシェア

pagetop