最悪Lover
とぼける気だ。


「もう、知らないっ!」

私は、蓮條を掴んでいた腕を放す。


すると、すぐに蓮條が私の腕を掴み、身体ごと壁に押しやった。


「・・・っ」


「こーゆー事か?」

薄笑いを浮かべる、蓮條。


ホントに、大嫌い。

また、私をからかう気だ。


力で敵う相手ではない。

だから、思いっきり睨んでやった!


「・・・ホントに、態度が違いすぎる」


アンタの事が、大嫌いだからねっ!


「離してよっ!」


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