最悪Lover
ピークを過ぎ、少し落ち着いた店内。

そこに、

「キャーっ!!」


と、廊下の方からたくさんの女子達の黄色い声援が聞こえてくる。


何?


そこ声は、だんだん近付いてくる。


私は、ひょこっと廊下に顔を出してみる。

そこには・・・


「・・・蓮條っ!」


魔王の様なマントを翻し、歩く蓮條の姿があった。


隠れようとしたが、先に目が合ってしまう。


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