最悪Lover
「ふ~ん?じゃあ、いっておいでよ♪」


私たちを見て、楽しんでいる様子の桐谷。

「瑞希、いこうか?」


「うっ、うん」


はぁ、やだなぁ・・・


そう思いながら、私たちはホラーハウスに入っていった。



そのすぐ後・・・


「あっ!蓮條!!」


こちらに歩いてくる蓮條の姿を見て、急がせる桐谷。


「どうした?」


「今、瑞希ちゃん達が入って行ったよ!!」


「・・・そうか」


そう返事した蓮條は、バンパイア姿のまま、入り口からホラーハウスへ入って行った。
< 70 / 122 >

この作品をシェア

pagetop