最悪Lover
教室なのに、けっこう暗くしてるし・・・

「瑞希、大丈夫か?」


「うん、平気・・・」


あんまり平気じゃないけど。


無意識のうちに、大和の腕にしがみついてしまっている。




もう半分くらい、過ぎただろうか?


早く出たいよ!!


焦りながら、でもビビりまくり。



その時、後ろから突然口を塞がれ、身体をひかれる。


っ!!


そして、繋がっていた手錠は、何かによってカチンと切られ、私はそのまま暗幕の中へと連れられてしまった。
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