最悪Lover
「あっ!瑞希!」


先に出ていた大和に呼ばれたが、顔をあげる事なく、


「ちょっと、トイレ!!」


と言い訳し、近くのトイレに駆け込んだ。




「はぁ、はぁ・・・何これ・・・」


手洗い場の鏡で、先程の痛みを感じた首筋をみる。


くっきりと、キスマーク。



ホントに何考えてるか、わからない!!



私は、潤んだ目をぎゅっとつぶり、深呼吸。


戻らなきゃ・・・



制服を正して、大和の元に戻った。
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