最悪Lover
柔道部の屋台『男の焼きそば』は、インパクトもあり、全体で二位を勝ち取ったのだった。


「みんなヘトヘトだったけど、まぁ部員が増えてくれたら、いうことないけどなっ」


そういって、嬉しそうに話す大和。



キャンプファイアの周りでは、フォークダンスが始まっていた。



「なぁ、瑞希・・・」


いつになく、低いトーンの大和の声。


「ん?何?」


返事をするや否や、手をひかれ、輪の中へ向かっていく。





「フォークダンスしよう」
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