あなたと月を見られたら。
龍聖と私。
二度目の恋ははじまったばかり。
きっとこれからケンカもたくさんするだろう。すれ違いだって起こるかもしれないし、また私が壮大な勘違いをして龍聖を困らせることもあるかもしれない。
だけどね?
そのたびにきっと2人の絆は強くなる、はず。
私が彼の手を離さない覚悟があれば、彼も私の手を離さない覚悟があるなら、何度ケンカしてもなんども今以上に仲直り出来るはず。そう思う。
彼の淹れる最高のコーヒー。
意地悪な彼が淹れる優しい香りのするコーヒー。もう二度と見たくないと思っていたティファニーのカップに淹れられたコーヒーを手に持ってカウンターの奥で楽しそうに仕事をする彼を見ながら、
「龍聖、今日もカッコイイな。
でも脱いだ彼はもっと素敵なんだよね。うーーん、今夜はどれだけあの言葉を囁いてくれるんだろう…」
私は、真昼間から不謹慎にもそんなことを考えていたのだった。
【Fin】