あなたと月を見られたら。
ジョシュの本名はジョシュア・バートレイ、通称ジョシュ。体が大きくてたくましいジョシュは10歳年上の32歳。いつだって優しくて包容力のあるジョシュは私の大好きなお友達の1人。(私にとっての第二のお父さんみたいな感覚かもしれないな。)
そんな大好きなジョシュとハグをして
「今日はオイシイ魚がたーっぷり入ってるからネー!たっぷり食べて行ってヨ!」
「ありがとう、ジョシュ。じゃあ、今日もメニューはお任せで!」
「OK!ミツキのためにガンバるヨー!」
いつもみたいに軽く明るく挨拶してると、隣のオジサマ達は不思議そうに首をかしげてる。
多分オーナーであるジョシュと私がどんな関係なのかが気になったんだろうな。おじさま方の視線を感じてチラリと横を見ると、それに合わせてジョシュも横を向く。そしてニッコリと笑うと
「キニナル??ミツキはね?!ボクのオトモダチで、マリコのオトモダチなんだー!」
サラリと私たち2人の関係を暴露する。するとオジサマ方は「oh!」とか言いながら
「ビックリしたよ!ジョシュの新しいカノジョかと思ったよ」
と私に気さくに話しかけてくれた。
お酒の場の起こす何でもアリな空気感に後押しされて
「フフッ。ジョシュは彼氏じゃなくて、どちらかというとカワイイお父さんです。」
おどけてオジサマ方に答えると
「アハハ!ダディか!それはいい!!」
そう言って大ウケ。
それがきっかけで龍聖たちのグループと意気投合して「相席も何かの縁ですよね〜」なんて言いながらいつしか一緒に喋りながら飲んでいて。それがきっかけで龍聖とお知り合い、っていうヤツになったのだった。