誘惑したくなる上司の条件


そんなこんなで、恋人と勘違いされたまま

パワフルすぎる課長のお母さんの都内観光に付き添って

まる四日


ようやく、ご両親は帰られました…。

その期間、私は家にも帰らせて貰えず

課長の恋人と勘違いされたまま

なぜか夜だけは気を使われる感じで拘束をされました。


めちゃめちゃ嫌だった…


とは、意外とならなかったのは、ご両親があまりにも、話しやすい方達だったからでしょうか。


「しかも、着替えを持って来なかった私に、課長の恋人でもないのにたくさん、服なんか買って貰っちゃったんですけどいいんですかね…?」

買って貰った衣類を手に取りながら見ている私に

よっぽど疲れたのかソファーでくたばってた課長が視線だけ私に向けた。


「向こうが勝手にしてくれたんだし、いいんじゃないか?」

でも、本当の恋人でもないのに…


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