誘惑したくなる上司の条件
「はしたなくてすみませんでした…」
「分かればいいんだ。」
そして、笑顔になった課長の表情を見て、凍りついてた空気も温度を取り戻し
楽しい焼肉は2時間キッカリで幕を閉じた。
だけど私は…
「かちょー、かちょーって意外と生真面目なんですねー?」
「だから潰れるまで飲むなと最初に忠告しただろ…」
叱られながら、課長におんぶされていた。
「いや、ほんと真島は面倒見がいいな」と先輩が呆れ顔。
「俺はこの飲んだくれを送って行くから、みんなはそれぞれ解散するように。
二次会に行く奴らは明日の仕事に差し支えないようにな!」
同情の視線を浴びながら。
浴びてるのは課長のほうか
私達は仲間に見送られながら一足先に解散。
「本当にお前は新人の頃から手がかかる。」