誘惑したくなる上司の条件
本当、真島先輩が課長になってくれて1番、喜んだのは私かもしれない。
真島課長のおかげで仕事を続けられた。
成績も伸ばすことができていった。
言わば、課長は私にとって恩人であり、尊敬する人物なんだ。
そして、そんな尊敬すべき人間に私は慰安旅行で大変な迷惑をかけてしまったのです…。
1泊2日の旅行も終わる頃。
さあ、そろそろ飛行機に乗るぞ‼という頃…
私は重大なことに気付いたのです。
そして、真っ青になってる私に気付いてくれたのはやっぱり課長でした…。
「果穂、どうした?顔色がおかしいぞ…」
「課長‼どうしよう‼ないんです‼」
「落し物か?」
「落としたというより…たぶん…旅館に忘れてきちゃいました…」
「何を…?」
「…バッグ」