冷めてる彼氏✕冷めてる彼女
私はカツ丼、拓人はカレー。
女子力低くて悪かったねぇ。
頼んだとき拓人ちょっと笑いやがったし!
別にいいけど!!!
「お前女子から嫌われてんのな」
余計なお世話だ。
「しかも俺と付き合ったら余計…」
ナルシストめ。
「あー飯が不味くなるー」
私達の付き合い方をみんなはどう思うのか。
ラブラブだと思う人はまず、いないだろうけど。
「やっぱ俺ら周りから珍しいものを見るような目でみられてる。」
「お前だけな。ってか私の心の声とマッチングすんなよ!」
気があうみたいで嫌じゃないか。
「心の声なんて知るか。」
まぁそう言うと思ってたよ。
拓人は残りわずかのウーロン茶をストローで音を鳴らしてすった。
「そーいえば昨日あれからどうなったんだ?」
ああそうだった。拓人は部屋から無理矢理追い出したんだっけ。
「今日寝坊したし、一言も交わしてない」