不良リーダーの懸命なる愛 〜プール編〜
「あ!でもあたし “週末” って考えなく言っちゃったけど、咲希と唯ちゃんは予定平気?!バイトや部活あるんじゃない?!!
ちなみにあたしは土曜日に陸上部の缶詰状態に合うから日曜日は大事をとって休みなんだよね!!ダハハ!」


とちーちゃんが胸を張って笑っていた。



あ、そっか!


予定…!



今週の日曜日ってバイトどうだったかな?


シフト見てくるのをうっかり忘れちゃったよ!



「私は部活ないから大丈夫だよ!咲希ちゃんは?バイトある…?」


と、内心焦ってるところに唯ちゃんが私にそう問いかけてきた!



うっ……。



ど、どうしよう!?


でも、もしシフトが入ってても誰かに代わってもらえればきっと大丈夫!



………なはず。



そ、それに私もみんなとプールに行きたい…!


「え、えっと……わ、私も平気だよ!!?」


気づくと私は勢いに任せてそう言ってしまっていた…。


「本当!?よかった~咲希ちゃんも行けるんだね!じゃあプール行く準備とかしなくちゃね!まずは水着を買わないと…!」



ハッ!!


そっか、水着!!



マヌケなことに水着のことは頭になかった私…。



持ってないから私も買わないと!


わ、忘れるところだった…!



「…ということは、久々に3人で遊べるんだーー!!しかもできたてホヤホヤのプールでさ~!楽しみ~~♪ナハハハ!!」


するとちーちゃんが喜びの舞を踊りだした!


「ち、千枝ちゃん!あんまり回りすぎると机にぶつかっ…、あ!!」



その結果、椅子の角に弁慶の泣き所を思いきりぶつけてしまった……。
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