嘘恋
転校
hibiki said

私は地方に住むど田舎の高校生、響。
家庭は母子家庭で和やかなお母さんと毎日楽しく過ごしていた。
学校は公立の普通科。
周りに流されて大学に進学できればいいなって考え程度で入学し、とくになにも望むことなく平凡な日々を送っていた。
ずっとこんな日が続けばいいと思ってた。

今日も何気なく過ごして、バイトもないからそのまま家に直行してゆっくりしようとおもった。
帰るといつもは仕事に行ってるはずのお母さんが帰っていた。

「おかえり~」
「ただいま。帰っとったんや~」
「響、大事な話があるねん
 ちょっと時間ええ?」
「なに?」
「お母さんな、再婚しようと思っとるん  さ」
「ええんちゃう?」
「そっか。ありがとう」

正直、親の恋愛事情とかどうでもよかった。
お父さんができるなら、それはそれで経済的にも助かるし、お母さんが大好きな人ならいいとおもう。
ほんとに興味もなくそんなこともすぐに忘れて寝た。

takeru said
ここは櫻嵐高校。
日本屈指のお金持ち私立高校。
官僚の娘や次期跡取りの長男息子などそれぞれみんなには肩書がついている。
その櫻嵐高校の他の魅力といえば、サッカー部。
毎年、全国に行くほどの強豪校。
俺はそんなかんだてサッカーの推薦だけで特待生として入学が認められた。
両親健在。そこそこの家庭。
どこにでもいるような普通の家庭。

ある日、この近くにすごい子が引っ越すってゆう噂が流れた。

hibiki said

翌日、お母さんと一緒にその再婚相手の家に行った。
予想外の展開。
超豪邸。
信じられないぐらいの庭。
家に池があるの?いらんくない?
家がお城。
その扉何メートルの高さ?
そんな身長の人、こないでしょ。

「こんにちわ。響ちゃん。驚かせてごめんね?僕は佐海徹。よろしくね。」
「佐海さん、新居などはどーするんですか?」
「それならもぅ決まってるよ。東京に僕の土地があるから、そこに家を建設しているところだよ。」
「、、、、。」
今までど田舎の暮らしできたのに、急に都会?
しかも東京に?
引っ越す、ってこと、、?
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