嘘恋

kenta said

いま学校では転校がくるとの噂で大騒ぎ。
しかも超お嬢様らしい。
しかもこの櫻嵐高校が転校生を受け入れるなど異例。
だからか皆は余計に興味をもっている。
俺からすればそんなの関係ない。
転校生がくるからって、おれにメリットもデメリットもない。

hibiki said

今日から私はこの櫻嵐高校の生徒。
4つの学科からなる総合高校でいろんな生徒が通っている。
私は普通科に通うことにした。
特にそれ以外したいことがなかったから。
言われるままに理事長室に案内された。

そこではいろんな説明をうけた。
「響さんのクラスは1-Aよ。
 担任は私、暁月聡美です。
 よろしくね。
 サポートするからゆっくり慣れていって
 ね。」
印象からして清楚で優しそうな先生だった。
よかった、、。
「それじゃあ、いこっか。」
「理事長、失礼しました。」 
「頑張ります。失礼しました。」

大きい校舎を歩いて、教室の前まできた。
「みんな、知ってると思うけど今日から新 しい子がきます。
 みんな仲良くするようにね。」
いわゆる紹介待ち。
すると先生がこっちをみてる。
あ。入れってことだよね。

「失礼します」
そこにいた生徒たちも私自身も驚いた。
クラスの生徒たちは顔をしかめっつらにし、私はお金持ちの人が通う高校だから清楚で大人しい人たちが多いのかとおもいきや、みんなそれぞれに制服をきこなしかおにはなにかついている。
とてもお嬢様学校にはおもえない。

先生が、淡々と自己紹介をすすめる
「えーと、今日からみんなと一緒に勉強をする、佐海響さんです。みんな仲良くね」
「それじゃ、響さんからもね?」

「はじめまして。三重県から来ました佐海響です。こんな都会に引っ越すなんて初めてでまだまだいっぱい迷うこともありますが、頑張って少しでもはやく覚えるのでよろしくお願いします。」

「それじゃあの席に座って」
休み時間になるとそれぞれ寄ってきてくれて、いろんな話をした。
三重の伊勢神宮のことや三重のすごい田舎っぷり。
東京は分単位で電車がくるけど、田舎は一時間に一本くらいのペースでしかないと言うと皆、驚いて言葉を失ったりと、、

たのしく笑ってすごした
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