嘘恋

そんな日が続くのかと思っていた。
次の日からは誰も喋ってくれなかった。
でもそんなこと分かってた。
私の容姿はメガネにおさげ。
ついでにスカートも膝下で長くどこからみても真面目でインキャラ。
一人でまじまじしてるようなタイプ

私は一人で学校生活を送ることになった。
そんなの慣れっこ。

クラスの人間観察をすることにした。
すると女の子たちが、、
「健くーん!お弁当一緒に食べない?」
「健くん聞いてぇ~。あのね、健くんと同じ香水みつけたのぉー」
といかにもぶりっ子のこたちがクラスの一人の男の子に駆け寄っている。

あーモテそう。。
どこからみてもイケメン。
その辺のモデルさんよりも全然かっこいい。
女の子たち全く相手にされてないのによく懲りずにいくわね。

すると、バチッ
その健くんと目が合ってしまった。
「うわ、めっちゃかっこいい。」
見惚れてしまうところだった。

健くんはサッカー部らしくって放課後の部活にはグラウンドの周りに女の子たちが集まり黄色い声がとんでいるらしい。
邪魔をしていることに気が付いたほうがいいと思う。


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