【続】私が最後に盗んだもの。



…今二人で夜道を歩いてる。




なんか、不機嫌な龍。



行きも不機嫌だったけど、不機嫌度が増してます(泣)




「おい、着いたぞ。」



いつの間にか私の家に着いてた。



「あ、ごめん、ありがとう。」




バイバイの意味を込めていったんだけど、


龍は私の手を離す気配がない。



「なにボケっとしてんの?



早く開けて?」




「え?


ウチくるの?」




「…ダメなの……」



龍が、眉を下げそう言った。




イケメンがそんなことしたら様になっちゃってるから!



それはずるいよ。



「ううん。



おいで。」




って、言っちゃうじゃん。



< 26 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop