【続】私が最後に盗んだもの。
…今二人で夜道を歩いてる。
なんか、不機嫌な龍。
行きも不機嫌だったけど、不機嫌度が増してます(泣)
「おい、着いたぞ。」
いつの間にか私の家に着いてた。
「あ、ごめん、ありがとう。」
バイバイの意味を込めていったんだけど、
龍は私の手を離す気配がない。
「なにボケっとしてんの?
早く開けて?」
「え?
ウチくるの?」
「…ダメなの……」
龍が、眉を下げそう言った。
イケメンがそんなことしたら様になっちゃってるから!
それはずるいよ。
「ううん。
おいで。」
って、言っちゃうじゃん。