続・祈りのいらない世界で
「お前のはこれだ。特注なんだから大切にしろよ」
キヨがネックレスのタグを見ると
『INORI
MITSUKI
I just want to protect you.
and YOUSEI』
と刻印されていた。
「…?どういう意味?」
「守りたいのは美月とガキだけだって意味だ」
「ヨウセイっていうのは?」
「ガキの名前。春生まれの子供の名前の辞書みて、一番気に入ったんだよ」
ヨウセイは漢字で書くと陽生。
イノリが考えていた子供の名前を教えてくれなかったのは、今日の日のためだったという事を知った。
「ヨウセイかぁ…。まるっきり男の子の名前だけど女の子生まれたらどうするの?」
「大丈夫。ぜってぇ男だから」
「何を根拠に確信してるのよ」
「…勘」
イノリが考えていた名前一覧表には、永遠(とわ)・空(そら)など奇抜な名前が並んでいた。
その中から選ばれた名前、陽生。
それはイノリから我が子への最初のプレゼント。
キヨがネックレスのタグを見ると
『INORI
MITSUKI
I just want to protect you.
and YOUSEI』
と刻印されていた。
「…?どういう意味?」
「守りたいのは美月とガキだけだって意味だ」
「ヨウセイっていうのは?」
「ガキの名前。春生まれの子供の名前の辞書みて、一番気に入ったんだよ」
ヨウセイは漢字で書くと陽生。
イノリが考えていた子供の名前を教えてくれなかったのは、今日の日のためだったという事を知った。
「ヨウセイかぁ…。まるっきり男の子の名前だけど女の子生まれたらどうするの?」
「大丈夫。ぜってぇ男だから」
「何を根拠に確信してるのよ」
「…勘」
イノリが考えていた名前一覧表には、永遠(とわ)・空(そら)など奇抜な名前が並んでいた。
その中から選ばれた名前、陽生。
それはイノリから我が子への最初のプレゼント。