続・祈りのいらない世界で
「おいっ!イノリ!?何やってんだよ!!シュンも!!」
ケンが殴り合っている2人の仲裁に入ると、2人は体を離した。
「北山くんが嫉妬して殴ってきたんだよ!!俺はきよちゃんといい感じだったのに…俺は悪くない!!」
男がイノリを睨み付けるとカゼが男の前に立った。
「………嘘はよくない。あんたが嘘をついてるのはキヨを見ればわかる」
カンナ達がキヨを見ると、キヨは壁にもたれて震えていた。
カンナはキヨに駆け寄る。
「あれは…北山くんがいきなり俺を殴ってきたから、きよちゃん怯えちゃって…」
「………キヨはイノリに怯えたりしないよ。イノリも嫉妬くらいで無意味にキヨを恐がらす事はしない」
カゼと男が睨み合っているとケンは男に歩み寄った。
「健斗はわかってくれるよな!?俺は悪くないって。俺らの仲だろ」
男がケンを見ると、ケンは男の顔の横の壁を殴った。
「悪いけど、イノリを悪く言う奴は俺のダチじゃねぇ。キヨを恐がらした上にイノリまで悪者扱いするなんて許さねぇ…」
「健斗っ…お前何も見てないのに憶測で決めつけんなよ!!」
「………憶測なんかじゃない。イノリとキヨの事はあんたより俺らの方が知ってる」
カゼの言葉を聞いた男がケンを突き飛ばすと、イノリはケンを受け止めた。
「いてっ…。サンキューイノリ」
イノリはケンを離すと男の腹を力一杯殴った。
男はうずくまる。
「お前、俺にキヨなんかよりもいい女紹介するって言ったよな?…じゃあ紹介しろよ。キヨよりいい女を連れてこいよ。…そんな女いねぇから。
キヨの何を知ってるんでもねぇクセに色男ぶってんじゃねぇぞ、コラ」
「やめろイノリ!やりすぎだって!!お前、自分がどれだけ力強いか知ってるだろっ!!」
イノリがうずくまっている男を血相を変えて蹴り続けるとカゼとカンナ、そしてケンがイノリの体を押さえ、止める。
ケンが殴り合っている2人の仲裁に入ると、2人は体を離した。
「北山くんが嫉妬して殴ってきたんだよ!!俺はきよちゃんといい感じだったのに…俺は悪くない!!」
男がイノリを睨み付けるとカゼが男の前に立った。
「………嘘はよくない。あんたが嘘をついてるのはキヨを見ればわかる」
カンナ達がキヨを見ると、キヨは壁にもたれて震えていた。
カンナはキヨに駆け寄る。
「あれは…北山くんがいきなり俺を殴ってきたから、きよちゃん怯えちゃって…」
「………キヨはイノリに怯えたりしないよ。イノリも嫉妬くらいで無意味にキヨを恐がらす事はしない」
カゼと男が睨み合っているとケンは男に歩み寄った。
「健斗はわかってくれるよな!?俺は悪くないって。俺らの仲だろ」
男がケンを見ると、ケンは男の顔の横の壁を殴った。
「悪いけど、イノリを悪く言う奴は俺のダチじゃねぇ。キヨを恐がらした上にイノリまで悪者扱いするなんて許さねぇ…」
「健斗っ…お前何も見てないのに憶測で決めつけんなよ!!」
「………憶測なんかじゃない。イノリとキヨの事はあんたより俺らの方が知ってる」
カゼの言葉を聞いた男がケンを突き飛ばすと、イノリはケンを受け止めた。
「いてっ…。サンキューイノリ」
イノリはケンを離すと男の腹を力一杯殴った。
男はうずくまる。
「お前、俺にキヨなんかよりもいい女紹介するって言ったよな?…じゃあ紹介しろよ。キヨよりいい女を連れてこいよ。…そんな女いねぇから。
キヨの何を知ってるんでもねぇクセに色男ぶってんじゃねぇぞ、コラ」
「やめろイノリ!やりすぎだって!!お前、自分がどれだけ力強いか知ってるだろっ!!」
イノリがうずくまっている男を血相を変えて蹴り続けるとカゼとカンナ、そしてケンがイノリの体を押さえ、止める。