☆コードC☆
「え?」
声が大きかったのかその人はこっちを向いた。
「あ、すいません!!」
「え、ちょっと……。」
顔を赤くしてそそくさと早足で逃げていく。
「あの、そこの人!?」
「すいませんすいません!!」
怒ってるような口調だったから、怖かった。
“パシッ。”
「キャッ……!」
思わず悲鳴を上げて、恐る恐る顔を見る。
息を切らして、私をじっと見ている。
何だか、怖い……!!
「ご、ごめんなさい……。」
「へ?」