永遠を君に…


カケルは寝起きなのに ガツガツとオムライスを口に運んでいく。


「昨日の唐揚げ残ってるけど食べる?」

私が聞くとカケルは 勢いよく返事した。


時刻は 9時過ぎだった。


「学校どうするの?」
もう遅刻だがカケルに聞くと逆に質問された。


「んー…私は今日は行かない。」


昨日の事がカラダに響いたのか あまり体調が優れなくて休もうと思った。


「俺も休もっかな…」
「え?行きなよ‼」

「自分は行かねぇくせに他人には行けっつーのかお前は…」と呆れたように言う


「だって勉強しなきゃ…カケルは…」


カケルは こう見えて県内トップレベルの高校生だった。それを知ったのも最近だったけど…

「お前よりは普通に頭いいから大丈夫だよ」

後輩によると授業もろくに受けないくせにテストでは上位に入るから努力してる人からは少し妬まれてるらしい…
< 101 / 236 >

この作品をシェア

pagetop