永遠を君に…
バイクで道路を走っている時 私はカケルに質問した。
「さっき、言いかけたのなに?」
テレビを見るときに私に何か言おうとしてやめた言葉。
「え? 何か言った?おれ?覚えてねー」
嘘をついているのか、本当に覚えてないのか。大きい背中を向けられているから顔が見えない。
瞳を見なきゃカケルの考えてる事は何も分からない。瞳見てても分からない時あるけどね…
スーパーに着いて私がカートを用意すると片手をズボンのポケットに突っ込んだまま、カゴを取りカートの上に乗せてくれた。
「どう回る?」
カケルは私に そう聞いてきた。
「野菜から‼」
「ん。」
カケルは そう返事して入って右側に進んで行った。