永遠を君に…


お皿を洗って ひと段落ついて カケルの座っているソファに近付いた。


「カケル…もう…帰るね。ロールキャベツ沢山作ったから食べてね。」


「まだ雨降ってんぞ?泊まってけよ」


そういいカケルは腕を広げて私に来いと言わんばかりにする。


「無理…」
「は?何だよ。それ」


「カケル……別れよ…」

私が着るとサイズ感がおかしいくらいダボダボのカケルの服の裾をぎゅっと掴んだ。

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