永遠を君に…


憎んでるよ。めちゃくちゃ。悠斗の事は
許せないよ。私から 奪ったのだから。


でも … 憎しみより 愛しさが勝ってしまった。


カケルは 私にキスをした。

お風呂に入っているからなのか いつもより温かく気持ちいいキス。







「 ん っ ‼ カケル … もっ 、、無理 … ッ 」

カケルの肩を掴む

「 無理じゃねぇよ。もっと… 」優しくつぶやく。

シンプルなお風呂場には似つかない 吐息と甘い声…
響く水の音


大丈夫…もう虚しくない。

簡単に繋がる身体に反し 中々 届かない気持ち。
きっと私は カケルに初めてあった日からカケルが愛しかったんだ。

私の前に 座るその男は 冷めた目で私を見る。その目や惹かれた。

その男に触れて来た者全てへの嫉妬と きっと叶わないこの想いの焦燥感。
触れたい…名前を呼んで欲しい…

ずっとそう思って居たんだ。


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