永遠を君に…
唐揚げの2度あげが 終わりそうなくらいにインターホンが鳴った。
私は急いで 玄関の扉を開け 入って‼
とだけ言い急いで火元へ向かった。
揚がり終わると 盛り付け ご飯とお味噌汁もつぎ カケルの席に置いた。
「出来たッ‼」私が嬉しそうに言うとカケルは 何か微妙な顔で私を見る。
「え?なに?唐揚げ嫌い?」
もっと嬉しそうな反応を予想していたから予想外の反応に少し悲しくなる。
「いや…唐揚げ大好きだけどさー…
ご飯のボリューム間違ってね?」
カケルは 微妙な顔でご飯が盛っているお茶碗を見る。
お茶碗というかどんぶりいっぱいに盛られているご飯に驚いているのだ。
「え?男子だから…それくらい食べるかと……。ごめん、減らして来る 」
私がしょげた顔でカケルの前からお茶碗を取ろうとすると
「いや…いい。食えるから 」と牽制してご飯にがっつき始めた。