永遠を君に…
「華 学校行ってんの?」
「 行ってるよ?カケルこそ…どうなの?」
「 言ってるよ…俺なりに…」
俺なりに…とは 毎日は行っていないという事を表しているのは言うまでもない。
「でも…つまんない。友達居ないし…」
私の学校生活をカケルに言うとカケルは
「友達作れよ」
と 馬鹿にしたように言って来た。
きっとカケルも そんなに居ないはずなのに…
友達の話をしていると 前に悠斗が言っていた言葉を思い出した。
" 華は その気になれば彼氏なんか すぐ出来るだろうけど、友達は作れないタイプだろ?だから俺が友達になってやるよ"
悠斗は私を好きになっていたのだから友達と呼べるのか分からないが私にとっては きっと唯一無二の友達だった。
「 俺 以外の事考えてるだろ?」
カケルの声が一気に不機嫌になったのがわかった。