強面彼氏
買い物したお店から結構近かったみたいであっという間についた。

豪君はビルの地下に車を止めて、エレベーターに乗り20階を押した。

あっという間に20階についた。

フロワーに着くとこの階は豪君が全部借りてると聞いてびっくりした。

会社に入る前に豪君は右手の甲を機械に押し当てるとドアがカチャっと開いた。

豪君はドアが開く中も広くて豪君はどんどん先に進んでいく

急いでついていくとそこには「豪さんすみませんでした」と謝る綺麗な女の人が立っていた。

豪君は「いい、おまえだけの責任じゃないから」と彼女の頭を撫でていた。

その光景を見て一瞬私の心にもやもやした気持ちがわき出てきた。

彼女は私が後から来たのでだと思うけど二人の世界に入ってる

豪君はいつも会社では厳しいと聞いていたが彼女が特別なようだ

それを当たり前のように優しく接する
豪君・・・・・

「何よ、普段あんな顔しないくせに・・・・」って…私何イライラしてるの?

私はそんな二人をじっと見ているだけだったが・・・・豪君が「あっ」という顔をして私の所に歩いてきた。

「美奈その椅子に座ってて資料見たら早く終わりそうだから」といい彼女の元へ戻る。

彼女は、やっと私に気付いたのか「あっ、お客様も一緒だと知らずにすみませんと頬を赤らめ

申し訳ありませんと頭を下げコーヒーを持ってきてくれた」

「いつも社長にはお世話になってばかりで」と頬を染めて話す彼女・・・・

私にあのあなたは・・・・ときかれ豪君の態度に頭に来てたのでこう答えた。

私、中川渉の妹で美奈と言いますいつも兄がお世話になっていますというと

なぜか安心したような顔で彼女はこういった。

中川さんの妹さんなの?いつもお兄さんが可愛い妹がいると自慢してたから一度会ってみたいって思ってたの
こんなところで会えるなんて嬉しいなあと言ってほほ笑んだ。

この人の笑顔を見たとき「ドキッとした」私もう負けてる・・・・・って

もっと意地悪な人なら私も戦うけどこんなにいい人じゃ無理だよ

豪君のこの人に対する優しさは私と全然違う・・・・

だから本当は違うんだ私の事は好きじゃなかったんだ

やっとわかった。そう思った瞬間自分がみじめで情けなく思えてきてここからすぐに立ち去りたいと思った私は、

「あの、白鳥さんでしたっけ?」と聞くと

「はい、白鳥百合子です」。とほほ笑む彼女

すみません、私ちょっと用事が出来たので申し訳ないのですが山下さんに先に帰りますと伝えてもらえませんか?

というと「えっでももう少しでたぶん終わりますよ」という白鳥さんに「山下さんがあんなに集中してるときは周りがまったく見えてないし聞こえてないし後不機嫌になるんで、」終わってから伝えてください。

それと、今日晩御飯作ってあげると約束してたんですが、白鳥さんがつくってあげてくれますか?ときいた。
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